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大きく変わる世界 息を吹き返す社会主義
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『週刊 新社会』 2009年1月1日号より
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★…ブッシュ米大統領は最後のイラク訪問時の記者会見場で「犬よ、去れ!」と靴を投げつけられた。アフガニスタン国境付近ではパキスタン民間業者がNATO軍への物資輸送業務を停止しつつある。01年の「9・11」で各国を黒白に分けて開始された「テロ戦争」は出口を見失っている。
★…昨年9月にウォール街から発した金融危機は実体経済危機に及び、米国ばかりでなく日本を含めた先進国に企業倒産と大量失業と貧困をつくり出している。欧州では貧富の拡大に抗議するストやデモが日常化し、暴動まで起きている。
★…その一方で新自由主義と闘い、政権の勝利を奪い取ったラテンアメリカ・カリブ諸国では天然資源の国家管理、労働者の不安定雇用禁止、外国基地設置禁止を盛り込んだ新憲法が国民の信任を獲得した。エネルギー・食糧、医療・教育の分野で協力・補完関係を構築しながら、欧州連合(EU)の市場優先統合とは方向の異なる国境を越えた地域経済統合を進めている。
★…新興国といわれる中国・ロシアなどは上海協力機構を通じてイランを包括しながら、中央アジア地域全体の安定と経済協力の道を進んでいる。中国は世界規模の不況下でも、今年も安定成長を見込んでいるが、失業の増大など社会は不安定化している。
★…東西冷戦後、各国の共産党・労働者党に呼びかけて開かれているアテネ国際会議は昨年はブラジル・サンパウロで開かれ、ソ連解体以後の社会主義の目標と資本主義・帝国主義の攻勢を分析し、深刻な現在の諸問題の解決に「社会主義こそが選択肢である」という宣言を出した。次の開催地にはインドが候補に挙がっている。
★…昨年7月のG8洞爺湖サミットは先進国が気候変動を含め、世界の諸問題解決に無能であることを露呈した。11月にワシントンで開かれたG20(金融首脳会議)、リマG21(APEC首脳会議)などブラジル、ロシア、インド、中国などを含める流れが定着した。
★…世界を牛耳ったアメリカ中心の新自由主義は破綻した。この30年間、 世界の紛争地帯は拡大、熾烈化した。経済の腐朽化とともに、失業と貧困が人びとに襲いかかっている。環境破壊も続いている。資本主義は戦争と失業、環境破壊をもたらし、解決する能力を持たないことがはっきりした。今年は世界中で、新たな闘いが組織される年になるだろう。(富山) |
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