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イラン大統領選 イスラム聖職者統治が続く
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『週刊 新社会』 2009年6月23日号より
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6月12日、第10期イラン大統領選挙で現職のアフメディネジャド大統領が再選された。開票94%の時点で現職侯補が64・77%、改革派とされ、勝利を予想されていたムサヒ候補は32・25%で遠く及ばなかった。投票率は82%、有権者の関心が高い選挙であった。
しかし、選挙結果判明後、敗北したムサビ氏は選挙取り消しを要請、13、14日には断続的に「不正」を訴える勢力が街頭で抗議活動を行い、100名以上が逮捕された。
聖職者統治の最高指導者ハメネイ師が再選を称える発言をしたことから、再選挙の可能性はない。
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イランでは1950年代のモサデク政権の石油産業国有化政策に対して米国が介入、クーデターによってパーレビ親米政権が樹立され、79年まで続いた。
この間、諸勢力は反政府運動を続け、同年2月に蜂起したが、権力に就いたホメイニ政権の性格の評価、「イスラム共和国」と協調するか、しないかをめぐって左翼勢力は分裂してきた。
今回の選挙でツデー党は「イスラム法統治」に反対する共同行動を提起してムサビ氏を応援した。
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イランは日本の面積の4・4倍の国土に7000万人が暮らす多民族・多宗教国家。89年のホメイニ師死去後、ラフサンジャニ政権(2期8年)、ハタミ政権(2期8年)、05年の現アフメディネジャド政権へとシーア派聖職者支配が続いている。
80〜91年はイラン・イラク戦争、90〜91年は湾岸戦争、01年からは米軍・多国籍軍が東隣りのアフガニスタン、03年からは西隣りのイラクへの侵略戦争が起こされ、ペルシャ湾では米軍が常に警戒態勢にある。08年1月には米海軍船舶とイラン高速艇の接触で海域が緊張した。 (富山) |
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