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軍事化されたインド洋 米・インドVS上海協力機構
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『週刊 新社会』 2009年11月3日号より
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インド洋は静かな海である。紀元前、メソポタミア文明はこの海を経てインド、東南アジア、アフリカに伝わった。強力なモンスーンを利用してマラヤ諸民族は海を渡り、マダガスカル島に到達していた。15世紀には明の鄭和の船団がアフリカ沿岸まで到達し、ポルトガルのパスコ・ダ・ガマは欧州からの航路を開いた。
その後オランダ人がマラッカ海峡を抜け、東インド会社を設立、資本主義世界が地球全体に広がった。しかし、現在ほどインド洋が軍事化された時代はない。
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「インド洋の真珠」と呼ばれ、紅茶の産地として知られる美しい島スリランカ。今年、スリランカは上海協力機構(SCO)の対話パートナーとして加盟、ロシア、イランとの外交的距離が近くなった。
また島南部、国際定期航路に近いハムバントタ港は中国企業の協力で拡充され、石油精製所、新空港建設計画も含め、海運、コンテナ積み替え、造船、船舶燃料取り扱いなど総合的機能を備えたハブ港になろうとしており、中国との関係も進んでいる。
25年に及ぶ長期内戦に苦しんだスリランカ政府は今年5月、分離独立を要求するタミル・イーラム解放の虎(LTTE)との間で武力紛争を終結させたが、この組織には米・インドの隠れた支援があったといわれる。戦場となった北部州では、今も28万人以上が国内難民状態にある。
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ディエゴ・ガルシア島の米・英軍基地、マラッカ海峡・アデン湾・ソマリア沖の海賊退治名目の各国戦艦の展開、セーシェル諸島などのインド通信ステーション、中国企業によるパキスタン・グワダル港の建設支援などユーラシア大陸のエネルギー開発・供給、貿易、金融の対立関係が海上に張り出している。(富山) |
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