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東京都知事選
これからも野党共闘
2016年8月09日



 舛添要一前都知事の辞職に伴う東京都知事選の投開票が7月31日に行われ、我こそ真の保守と自負する無所属の小池百合子氏(64歳)が自民・公明・こころが推薦する増田寛也氏(61歳)と、民進・共産・社民・生活・生活者ネット・新社会・緑が推薦する鳥越俊太郎氏(76歳)を大きく引き離して当選した。有権者1108万余人、投票率59・73%と都民の関心は高まったが、結果は改憲勢力の伸長を許した参院選の巻き返しには至らなかった。だが、都知事選でも野党共闘が実現したことの意義は大きく、今後、各級レベルの選挙戦で反安倍改憲政治を旗印に共同の闘いが広がることが期待される。


 小池都政を監視する


 NHKは投票箱が閉まった午後8時過ぎ、開票速報を待たずに小池氏の当確を打ち出した。今回の都知事選は過去最多の21人が立候補。女性都知事の誕生など、異例ずくめの都知事選だった。
 札付きのマスコミが、最後の2週間に鳥越叩きに血道を上げたことも異常だった。狙いは明らか。保守分裂の中、疑惑情報を流し鳥越シンパ層に楔を入れ、無党派層を離反させる事。鳥越氏は「私の力不足」と敗戦の弁を語ったが、悪宣伝の影響は大きかった。
 過去4度、政党を渡り歩いた小池氏に「都政大改革」という口言はあっても熟慮は皆無だった。衝動的に崖から飛び降り、単身戦陣に斬り込んだ。猪瀬、舛添と2代続いた「政治とカネ」に蓋をした都議会をブラックボックスと批判、とくに自民党都連との対決を鮮明にし、小泉元首相譲りの劇場型選挙を演出した。その舌鋒は鳥越、増田氏にも向けられ、人々は頼りがいのあるリーダー像を重ねた。
 某紙は小池氏勝利を「安倍政権に打撃」と論じた。とんでもない。小池氏の政治的思考は、安倍政治の忠実な共同者、13年間都政を蝕んだ石原都政を引き継ぐ超タカ派である。
 日本会議国会議員懇談会の元副幹事長、みんなで靖国神社を参拝する国会議員の会にも所属し、教育基本法改悪を提唱。原発もアベノミクスも推進、国に従わない沖縄のマスコミを批判のし放題だ。
 安倍首相は自民党の埒外に飛び出た小池氏を排除せず、増田氏の応援演説にも立たなかった。独のメルケル、英国のメイ、米国のクリントンの後塵を拝する「女性の活躍」を期待したわけではない。
 小池氏を担いだのは都民。鳥越氏の「4つのよし」と「3つのゼロ」は届かなかった。そのとばっちりは都民と日本の民衆に降りかかる。新社会党は小池都政の監視を強める決意を表明した。



 
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