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2012. 5. 1
全原発の永久停止を
子どもたちへの贈り物に 

 子どもの日にすべての原発は停止する。これを「一瞬」のこととするわけにはいかない。原子力マフィアのウソや脅しに屈することなく、脱原発運動をさらに盛り上げて、永久にすべての原発を止めなくてはならない。子どもたちが人間らしく生きられるために。



 5月6日以降「原発は一瞬ゼロに」なると、枝野幸男経産相は述べた。脱原発運動の盛り上がりは、滋賀県や京都府などの知事をも動かし、北海電泊原発3号機が定期検査に入る前に関電大飯3、4号機を再稼働させるわけにはいかなくなった。原子力マフィアの政治部長としての悔しさがにじみ出た言葉だ。


 マフィアの政治部


 電力資本などマフィアの親分衆との太いパイプで政治部を仕切ってきた仙谷由人民主党政調会長代行は「真っ暗な中で生活するわけにはいかない」「全原発停止は国の集団自殺」と脅した。しかし民衆はマフィアの「安全神話」や「原発不可欠論」のウソを知ってしまった。マフィアが目先の利潤を人の生命の上に置いていることも。

 電力需要がピークになる真夏の数日の何時間かを、火力のフル稼働や揚水式を活かす水力や、他社からの融通や各種の自家発電や少しの省エネで十分にやっていけることも。


 橋下氏の真の目的


 橋下徹大阪市長は派手に立ち回って見せたが、再稼働を本気で止めるためではなく「選挙で国民がどっちをとるか判断してもらうため」と、国政選挙で勝つための宣伝にすぎないことを隠さない。


 本当に再稼働を止めようとしたら、関電管内の原発稼働の是非を問う住民投票条例案について、「条例制定の必要はない」とする市長の意見書を付け、大阪維新の会を指導して葬り去る(3月27日)などということがどうしてできよう。

 もしこの条例が成立して住民投票が実施されれば、「餓鬼っ子」のタンカよりもはるかに大きな力になっていたはずである。選挙資金を作るためにいずれ裏でマフィアの親分衆と手を打つことになっても不思議はない。

 石原慎太郎都知事も原発を容認して、今月に提出される予定の原発稼働の是非を問う東京都民投票条例案には、否定的な意見を付けてつぶす算段だ。


 一瞬でなく永久に


 私たちがめざすのは「一瞬ゼロ」ではない。原発の再稼働を永久的にゼロにすることだ。子どもの日の真のプレゼントにするには、地震列島ではそれしかない。これ以上の放射能で食物を汚染させるわけにはいかない。大気も水も土地も山林も。無責任にも使用済み核燃料をこれ以上増やして、何十万年にもわたって子孫たちを困らせるわけにはいかない。


 この超長期的な管理保管には、想像を絶する費用がかかり、原発の発電コストを大幅に引き上げるはずだ。火力や水力や風力や地熱等はもとより、今日の太陽光よりも高い発電コストになるはずだ。

 自然エネルギーの利用で日本はすっかり後れをとってしまった。これを早急に拡充すべきことは論を待たない。しかしその成長を待たずとも、当面は火力の優先稼働と増強を柱にすれば、この子どもの日をもって原発稼働を永久ゼロにすることは容易にできる。


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