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2012. 6.26
事故多発で危険
オスプレイ配備阻止しよう 



 米国は7月以降、危険なオスプレイを当初12機、最終的に24機、沖縄・普天間基地に配備する計画で、沖縄県民は「配備拒否」で一丸になっている。野田内閣・防衛省は配備に向け、小手先でごまかそうとしているが、力を合わせて配備を阻止しよう。

 垂直・短距離離着陸輸送機MV22オスプレイは、離着陸時は巨大なプロペラを上向きにしてヘリコプターのように上昇・下降し、その後プロペラを水平に倒して飛行するという独特の形状を持つ。
 空挺作戦などで兵士25人を乗せるほか、物資投下、傷病兵輸送など多目的機能を持ち、99年に量産機が初飛行した。国防総省は458機を調達する方針で海兵隊が360機、特殊作戦軍が50機、海軍が48機という計画だ。

 不安定で危険なV22

 しかし、オスプレイは不安定な機能から事故が多発。90年代の試作段階で2回、転覆、墜落の重大事故を起こし、死者7人、負傷者2人。量産後も4回墜落(死者29人、負傷者18人)。このため、予算問題もあり、何度も計画は中止されたが、国防総省やメーカーの「政治力」で復活。
 うち最近の4月のモロッコ沖の墜落では、米軍は「機体に不具合はなかった」と言うが「事故報告は年内」と詳細は不明のまま。

 どこにも配備するな  

 同機は那覇軍港に搬入、組み立てて試験飛行後、普天間飛行場に配備の計画だったが、知事や関係市長も含め沖縄は配備反対で燃え上がったため、日米両政府は「搬入、組立て、試験飛行までは岩国基地で」という術策に出た。森本防衛相は「安全性の説明に出向いてもいい」と答弁したが直後に米国で訓練中に墜落(5人負傷)。防衛省は大慌てで、配備手続きは「保留」へ。
 米軍は、辺野古新基地建設が県民の反対だけでなく米議会の批判を浴びて頓挫していることに焦り、普天間飛行場の継続使用にも動いている。同基地の滑走路などの補強工事を日本に負担させ、オスプレイ配備に対応とも批判されてきた。
 同時に、防衛施設局は、辺野古に近い北部の高江に6カ所ものヘリパッド(ヘリの離発着場)建設を強行しており、これらはオスプレイの飛行訓練にも利用される恐れが強い。
 オスプレイが配備されれば生命の危機や騒音はさらに増大する。しかも米側は、配備後にキャンプ富士と岩国基地にも毎月飛ばし、青森から九州まで全国各地で飛行訓練をする計画だ。オスプレイはどこにも配備・飛行させてはならない。

 ノーモア!野田政権

 森本敏氏は、防衛相就任早々、新基地建設という「日米間の約束は非常に重い」、「職を賭して努力したい」と語った。彼は航空自衛隊出身で、外務省、防衛大教授、21世紀臨調などを渡り歩き、集団的自衛権行使も主張。外務・防衛官僚や改憲派には心強い「守護神」だが、軍人出身で憲法に否定的な人物の大臣任命は、憲法の「文民」規定にも反する。 オスプレイを受け入れ、原発は再稼働、消費税は引上げ、TPP交渉参加など、生命と生活の破壊政策を強行する野田政権は、一日も早く退陣させよう。


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