新社会党
  1. トップ
  2. 週刊新社会
  3. 道しるべ
  4. 2012.12.25
2012.12.25
総選挙結果
深刻な右翼化、参院選で反撃を


 総選挙は、自民・公明圧勝、民主壊滅、維新・みんな急伸、共産後退、未来・社民敗退。東京都知事選は宇都宮健児氏の奮戦あるも、猪瀬直樹氏が空前の得票。急速かつ深刻な右傾化が表面化した。参院選へどう態勢を立て直すかだ。


 民主党政権への怒りは、安倍自民党や「維新」に吸収されてしまった。「領土」防衛・改憲・核武装などの言動は、不安定で過酷な非正規労働と生活にいらだつ若者をも刺激し、とらえた。
 中高年を引き付けたのは経済政策だ。自民党の安倍晋三総裁が国債の無制限日銀引受けを唱え株価が上昇すると、「景気回復」を切望する彼らは惑わされた。
 国債の無制限日銀引受けは財政法に抵触し、権力が戦費も含め自由に資金を調達することができる劇薬であり、公共事業で「失業救済」をアピールしたヒトラーを想起させる。
 民主党は自民党の右傾化を批判したものの、自らスタンスを右に寄せ、自滅した。来年夏の参議院選を控え、政党再編の渦に巻き込まれるだろう。


 右翼第三極の台頭


 「第三極」は、小選挙区で競合したため躍進ではないが、比例で維新が第2党に進出した。維新とみんなを合わせ72議席で、右翼「三極」は強力な第二勢力に進出した。安倍政権は、いつでも公明党を右翼「三極」と取り換えられる。
 中道「三極」の未来は「卒原発」で期待されたが、改憲容認派も多く、右翼「三極」に対抗できなかった。
 共産党は、沖縄2区で社民党に配慮した以外は全選挙区で候補を擁立したが、後退した。社民党は新社会党が懸命に応援したが、深刻な結果となった。沖縄では県民の怒りが社民党を支えたが、低落傾向は止まらない。
 組織力の差で、共産党と社民党の後退の程度は違うが、この十余年間、国政選挙のたびに一蓮托生で減らしてきた。
 東京都知事選は、宇都宮健児氏の立候補で広範なあらゆる良心≠ェ奮い立ち、支持政党、無党派市民が全都で一体となって闘った。宇都宮氏は、「護憲・脱原発・反貧困」という一貫した政策を提起し、未来や民主の一部にまで支持を拡大した。この経験を国政に広げたい。
 それでも、石原直系の猪瀬候補は430万票という空前の大量得票をした。


 「96条改憲」明言


 安倍総裁は、「憲法96条改悪」をさっそく明言した。原発再稼働、集団的自衛権の憲法解釈見直し、米軍基地の辺野古移転も企むだろう。
 憲法の命運は来年7月の参院選にかかる。改憲派・原発再稼働派の参院制圧を許してはならない。
 新社会党と社民党との政策協定をもとに、地域や労働運動で頑張る広範な無党派活動家とともに、直ちに脱原発・護憲の戦線を立て直し、参院選の準備を開始しよう。共産党には、参院選で護憲勢力の選挙協力に踏み切ることを期待する。


 ↑上にもどる
一覧へ
トップへ