新社会党
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2013.7.9
都議選結果と参院選
希望を創り出す闘いしよう



 

 東京都議会議員選挙の結果は、自民・公明圧勝、共産躍進、民主大敗、維新自滅とみなされているようだ。しかし、それでは議席獲得に偏った一面的な見方だ。参院選を闘っている最中でもあり、もう少し正確な分析をしておこう。  


 自民は39議席から59議席、得票率は前回(09年)の25・78%から36・03%に(以下、%略)。公明は23議席の現状維持で、得票率は13・19から14・10に。民主は43議席から15議席、得票率40・79から15・23に。
 共産は8議席から17議席、得票率12・55から13・60に。みんなは1議席から7議席(得票率6・86)に、維新は3議席から2議席に(得票率8・25)となった。
 みんなと維新は前回はなく、現有議席は民主と自民から移ってきたもの。これらを含め、前回の民主の当選者は54人いた。民主が壊滅的な打撃を受けたのは間違いない。


 有権者は動かず


 だが、他は中期的に見れば「躍進」と言えない。自民は最も落ち込んだ09年の失地を回復して若干増やし01年の水準に戻っただけ。公明は前回の失地回復もなく、得票率15〜18を維持した97年、01年、05年を下回った。
 「躍進」と言われる共産の得票率は97年の21・33、01年、05年の16弱と比べれば下がったままだ。議席増は、民主現職とみんな、維新が乱立したことも大きな要因だ。共産の躍進は歓迎だが、大きく有権者が動いたとはいえない。
 他方、右翼第三極のみんなと維新は、橋下発言と選挙協力の解消もあり、議席はわずかだが、得票率は合わせて15・11となり、共産を抜き民主に並んだ。
 自民と合わせれば51・14となり、過半数が右翼勢力に投票したわけだ。
 戦後二番目に高い棄権率は、深刻な政治不信の表れであり、右翼三極の根は深い。総じて、維新共同代表となった石原慎太郎氏の後継として猪瀬直樹氏が圧勝した都知事選挙の結果と大差ない投票傾向なのだ。


 山本支援の態勢


 さて都議選後の参院東京選挙区で、都知事選での宇都宮健児支援のような護憲・脱原発の大きな共同はできなかった。
 だが、山本太郎さんを社民、生活、新社会、緑の党や無所属自治体議員、市民団体が協力して当選へ全力を上げている。この戦線が右傾化する東京にどう展望を切り開くか、期待される。
 参院選でも自民の勢いは続き、右翼第三極も息を吹き返しかねない。
 参院選後は、アベノミクス破たんのツケが民衆に回され、原発再稼働と沖縄の基地建設が強行され、民主の崩壊に付け込み、憲法に手をつけるための「政界再編」が企てられるというのが、心ある人々の危惧だ。
 新社会党は、社民党をはじめ東京や沖縄などの脱原発・護憲の候補者の当選を期して全力をあげている。暗い世相に、希望を創り出そう。

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