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 新社会党
2011年3月15日

    日韓連帯 <中>
    コンテナが組合事務室  食事会でも明るい話題
                                    自治体労働運動研究家 濱口 正幸



 韓国交流の旅2日目は、全国公務員労働組合麻浦支部を訪問した。麻浦区はソウル特別市の24区のひとつで、東京23区に相当し、W杯スタジアムの側に12階建ての新庁舎が完成して4年目を迎える。

 06年9月、法外労組として政府の自治行政部により機動隊導入による旧庁舎内の組合事務所を強制閉鎖の弾圧を受け、支部長をはじめ強制連行された。しかし、庁舎前に自前のコンテナを設置し、実力で組合事務所を維持した強者である。

 新庁舎では、5階に組合事務所を確保し看板を掲げていたが、政府労働部の公務員労組設立申告書の差し戻しによる法外組合扱いにより、庁舎案内板の全公労麻浦支部の部分が塗りつぶされていた。

剃髪姿の季蓮淑元支部長(右)
 組合事務所自体は法外労組への圧力を回避しながら確保されているようだ。現在の支部長は金鐘朱氏であり、解雇者の季蓮淑氏は形式的にはオルグ的な立場に位置づけられている。

 組合員数は、ピーク時の850名から数々の弾圧により、570名まで減少したが結成当初の数は上回り、職場での規定力を維持している。

 現在は区の代表が民主党であり、ハンナラ党のような強弾圧ではないが本質的な対応は変わらないという。法外組合に対して団体交渉の応諾義務はないため、今まで独自交渉事項であった福利厚生などを実施しないらしい。

 以前は、筆者も時間内に職場で挨拶させてもらったが、職場でスローガンを示す闘争などもやりにくいようで、兵糧攻めのなか組織の維持強化が課題である。

 昼休みにあたり、勤務していた役員も駆けつけてもらい食事会となった。カムジャタン鍋を囲み交流し、若い役員が今春相次いで結婚するという明るい話題で盛り上がった。

 再び組合事務所に戻り、筆者も以前贈呈を受けた麻浦支部のネーム入りの闘争ベストが授与され、持参の腕章と交換し特別組合員的な扱いをうけた。

 組合事務所の片隅に飾られた季蓮淑氏の剃髪姿の写真が彼女の闘う決意を静かに表しており、印象深い。再び麻浦支部の仲間と共に、汝矣島の回復闘の闘争現場へ向かった。



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