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2012.06.12
大内裕和後援会
人間第一≠失った橋下政治 




 講演する大内裕和さん
 中京大学教授の大内裕和さんを招いた講演会が6月2日、神戸市内で、労働大学近畿支局など7団体の実行委員会主催で開かれた。


 大内さんの熱の入った講演の後に質疑、報告・交流が行われた。
 「小学校の臨時講師を35年間やってきた。正規になれなかった。現在、時間講師増で、職場の不団結が拡大している」、などの意見があった。

 また、@大阪府立高校の再編、A尼崎市の「日の丸・君が代」反対の取組み、B卒業式での起立の職務命令違反の戒告処分反対運動、C自治労の現状について、4人から報告がされた。
なお、この後、和歌山でも平和フォーラム、地区労センター主催、部落解放同盟和歌山県連合会、自治労、日教組の後援で、大内講演会が盛大に行われた。
(兵庫・福本)



 大内講演要旨


 第一に、「君が代」条例、教育基本条例、職員基本条例は、トップダウン体制の確立、教育格差の拡大、競争の激化、成績下位の子と周辺地域の切り捨て、自治体の経営体化を実現し、職員は「全体の奉仕者」ではなく「行政権力の服従者」にしていくものだ。

 第二に、「君が代」条例登場(新たな国家主義)の歴史的・社会的背景に、企業社会統合の崩壊(失業者の増加、収入のダウン、非正規雇用の増加、中間層の縮小)からイデオロギー(国家主義)による社会統合へと新自由主義と国家主義の結合がある。

 第三に、橋下独裁登場の背景には、08年のリーマンショックで新自由主義が破綻し、09年に「生活が第一」を唱えた民主党に政権交代したが、構造改革推進へ政策を転換した。民主党への幻滅が、橋下への期待となっている。財界も期待している。

 大阪府民の年間所得減少、失業率6・6% (全国ワースト3位)、生活保護受給者は全国一、非正規労働者比率44・5%、大阪経済の地盤沈下で閉塞感の広がりとそれを打破する強いリーダーシップへの期待がある。

 第四に、当面の課題は、「思想及び良心の自由」、人権尊重の理念を軸にする運動が重要。

 長期的には、橋下支持基盤は大阪の貧困大都市化であるとし、@新自由主義は、人々の社会的権利を脅かし、将来への展望を何も生み出さないことの明確化、Aすべての労働組合における反貧困運動の具体化、B反独裁を軸に諸運動をつなげ、労働者の分断支配を許さないグローバル資本と超富裕層への批判を強める運動を。
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