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 新社会党
2011年11月22日

    新社会党の訪朝団報告  日朝正常化をめざして
    日朝の懸案解決に真摯な話し合いを


 新社会党は亡くなった横堀正一元書記長の活動を継承し、09年11月に朝鮮半島問題プロジェクト・チーム(部長=富山栄子中央執行副委員長)を結成した。

 以来、日朝間問題やアジアの平和等について学習し、時に見解を発表してきた。基本的に別項のような基本認識に立って活動を続けてきたが、今回の訪朝は、そうした一環として実現した。(報告=訪朝団事務長・江原栄昭)

 見た、聴いた ──そのまんま

金日成主席霊廟前での訪朝団の記念撮影(右から4人目が筆者)
笑顔が溢れていた平壌市内の幼稚園
 新社会党訪朝団(団長=富山栄子副委員長・9人)は10月11日午後、朝鮮民主主義人民共和国に入国。朝鮮労働党の国際部のアジア担当課長のマ・チョルスさんの出迎えで、空港内控え室で挨拶。その後、平壌高麗ホテルへ移動。

 道の両側には、たわわに実った稲や刈り取った後の田畑が続く。市内の中心部に近づくにつれマンション群が際立つ。10万戸を建設するという。

 夜は国際局主催の歓迎宴が催され、バク・グングアン国際副部長から歓迎の言葉を受けた。

 ◆12日、早朝から板門店に向かう、延々170キロ。ここでも両側には稲穂が目立ち、途中では何カ所かで軍人が検問。カメラ撮影はいずこも自由だった。

 帰りには、平壌と板門店・ソウルを結ぶ道路上に建設されている「祖国統一三大憲章記念塔」を視察。夕方には平壌最大の紡績工場を視察、労働者1万人の大工場だった。

 ◆13日、金日成主席の霊廟を視察。ここはさすがにあらゆる面で検問が厳しい。霊廟内は重厚かつ厳粛、私語は一切なし。金日成主席がガラスの中に眠っている。帰りに金主席生誕の家を視察。日本語の巧みな案内人から詳しい説明を受けた。

 続いて平壌産院や少年宮殿を視察、これも大規模施設。日本でいうなら学童クラブか?同時に部活のような活動の部屋でもある。

 昼食後、労働党中央委員会を訪ね国際部副部長のバク・グングアン氏等と会談。朝鮮半島を取り巻く米日韓などの行動状況を話し合う。私たちは富山団長や私などが党の基本的見解を述べた。

 夕方から凱旋門と遊園地を見学した。

 ◆14日、チュチェ塔を視察後、一般的労働者住宅を訪問。家族構成は父親、本人夫婦、4歳の子どもの4人暮らし。住居は120平米で家賃はゼロ、光熱水費のみ自己負担とのことだった。

 次は地下鉄や果樹園(1000ヘクタール・300万坪)、幼稚園、金日成総合大学の電子工学部門を視察した。

 午後7時から高麗ホテルの44階で私たちが答礼宴を開いた。バク・グングアン国際副部長から来年春には是非、松枝佳宏委員長をはじめとした新社会党訪問団を組織してほしいとの要請があった。

 判断は各自の歴史観、世界観

 ◆見聞する中で明らかになった国家の実相は次のようなものだった。
 1、国政の基本(革命推進)体制は朝鮮労働党による一党独裁指導。
 2、基本的に将来の「国の在りよう(国家目標)」・「統一朝鮮」(自主、平和、民族総団結)を鮮明に掲げている。
 3、子どもは「国の宝」として乳幼児から人としての教育を貫徹している。
 4、教育費、医療費、住居費は原則無料。
 5、国の基本を維持するために「先軍政策」。
 6、国家の統治機構は中東やアラブ諸国の個人独裁と基本が違う。
 7、「食糧」は総量として十分とは言えないようだ。


■基本認識と主張■

@現在の世界情勢下で朝鮮半島や東北アジアの非核化は喫緊の課題。A日本は独自外交を展開し、アジアの平和を切り開くべきだ。B日本は、2002年9月17日の小泉・金正日両首脳によって交わされた日朝ピョンヤン宣言が棚上げ状態。一日も早く解消されるべきだ。C日朝間は、侵略戦争に対する戦後処理が未解決。日朝ピョンヤン宣言に沿った相互の真摯な努力こそ、拉致問題も含めた真の問題解決に至る。


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