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2016.07.26
辛淑玉連載 たんこぶ
自覚症状無し
連載第447回
 
 

 社民党は、伝統ある政党の中で、唯一、若い世代の育成に失敗した党なのだろう。
 今回は福島みずほが議席を確保できたが、今回投票してくれた人たちが、6年後もまた投票できる健康状態でいるとは思えない。様々なマイノリティと連携をして、過酷な選挙戦を闘ってきた結果、勝ち取った一議席だ。前回よりも総得票数は増えたが、それは自民党への危機感の表れだ。
 私の周りでは、「死に票にしたくない」と共産党に投票した人が多かった。
 社民党をベースにした地域のネットワークがなくなって久しい。助けてくれるのは自民党か創価学会。利権と、日常の活動の強さが選挙結果につながる。ソ連の崩壊を始め、自社さによる自民党延命処置や、保身のための民主党への鞍替えなどいろいろあったが、一番問題なのは、50代以上の男が化石だったことだ。
 これは、別に社民党に限ったことではない。レイシストやネトウヨの多くがこの世代だ。自分たちはシゴキにも理不尽にも耐えてきたのに、今やそれがパワハラとされ、犯罪者にもされかねない。要は、殴られて育って働いたのに、自分が上になったとたん、それができなくなった世代なのだ。
 過去の経験や努力が報われない。かといって、新しいものを受け入れるなんて自己否定そのもので恐怖しかない。おそらく社民党は、組織維持という名目で、自分の身を守るために民進党に擦り寄るのではないか。だとしたら情けないの一言だ。
 メディアも駆使できず、現場の苦しみを体感もできないトップに人がついていくことはない。次世代が育つ環境は全く無いのだ。
 リベラルを標榜する前に現場に立て。ヘイトの前に立て。炊き出しの皿を洗え。最低賃金デモの先頭に立て。夜回りをしてみろ。貧困と正面から向き合って、被災地と沖縄と反原発を全面的にバックアップすることだ。 弟子の準備ができれば師匠が現れる、と何かに書いてあったが、使えない師匠ばっかり。まず、女(社会的弱者)を支え、女の人生のジャマにならない党になる決断をしろ。
 で、これ読んでムカついている人は、もうダメだからね。



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