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2017.02.14
辛淑玉連載 たんこぶ
神様! お願い!
連載第472回
 
 

 いやぁ、いいねぇ。ツイッターに「無駄に脚広げて座ってるやつの玉潰しても無罪って法律ください」というツイートが書かれた。爆笑である。これ、プロテスト文化だ。
 レイシスト・トランプが移民排斥の大統領令を出したせいで、多くの人が足止めを喰らった。米国の空港には抗議の人々が詰めかけた。隣のカナダではトルドー首相が、「宗教に関係なく、迫害、戦争、テロから避難してきた人々をカナダは歓迎します。多様性は私たちの長所です」と表明した。これもプロテストだ。
 ネイティブアメリカンは、移民は出て行けと言うトランプに、「マジで?じゃ、お前らいつ出て行くの?」と強烈な一発をかました。
 彼らは、ブッシュが侵略戦争をしながらアメリカ全土に「テロとの戦い ホームランド・セキュリティー(国土防衛)」というポスターを貼ったときも、「オレ達は1492年から闘っている」と書いたTシャツを作って売り出した。
 さすがだ。一方日本では、トランプ問題のニュースを流しながら、自国の問題には一向に目を向けない。難民受け入れが年間一桁であることを恥じることもない。さすが世界中のレイシストが憧れる国だけある。 そんな日本人を釣っているのがフェイク(嘘)ニュースだ。例えば、日本人女児が韓国人に強姦されたのに無罪になった、という内容だ。これは25歳の男が小遣い稼ぎで作ったサイトから拡散された一例。韓国を蔑むことなら何でも信じたいという輩が飛びつく。
 その男は、海外からは告訴されにくいことを承知の上で嘘を拡散し、「怒っている人がいることは想像できますが、これが誰かの人生や実生活に影響を及ぼすことはないんじゃないでしょうか」と放言した。パソコンはできてもまともな思考ができない糞ガキである。
 おそらく、歴史書一冊読んだこともなければ、画面の向こうに心の痛みを持った人間がいることも想像できず、語り合う友だち一人いないのだろう。この青年のデマの延長線上に殺戮があるのだ。
 神さま!仏さま!ヘイトデマを流した奴の玉潰しても無罪って法律ください!


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