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鎌田 慧 連載コラム
「沈思実行」
水に落ちた自民党 第248回
2025/07/09
都議選で自民党は公認42人、裏金問題で名前が出た都連幹事長などは、非公認として6人、合わせて48人を立候補させたが、半分以下の21人しか当選できなかった。「必ず勝ち抜くべき、わが身を滅ぼして総力を尽くす」と石破茂首相は、3月の党大会で見栄を切っていた。
しかし、小心者の大言壮語というべきか、言うこととやることとの乖離がこの人の身上のようで、実際に候補者を応援したのは、選挙最終日の6月21日だけ。最小限に抑えて、参院選に波及させないように予防線を張った(「毎日新聞」6月23日)。
裏金問題があって、逆風が予想されるため、参院選まで自党の候補者を「切り離し」していたという。候補者にしてみれば、参院選の犠牲になったことになるが、石破首相が出向いて、果たして票が出たかどうかわからない。党首に人気がないのだから、諦めるしかないか。国政第一党の自民党の凋落の始まりだ。
野党の立憲民主党は13 議席から17議席にふやしたが、共産党は19議席から14議席に減少した。予想外に拡大したのが、中途半端な国民民主党だ。ゼロから9議席、右寄りの参政党もゼロから3議席にふやした。投票者の自民党支持層は、前回(21年)選挙で28%、今回が21%。このうち自民党への投票は53%(21年は70%)に減った(朝日新聞出口調査)。自民党の支持者にも見捨てられ、凋落を招いたようだ。
敗因はもちろん裏金問題。裏金の闇の深さはまだ十分に解明されていないが、政治献金の悪習をこのまま固持しようとして忌避された。都議選は参院選の前哨戦だった。
自民党の「歴史的敗北」を、どのように国政選挙に持ち込むか。野党共闘をどう成功させるかにある。2万円の現金給付。小泉4代目の備蓄米放出。これで有権者を誑たぶらかそうとしても、間に合わない。自公政府の農政失敗は危機的だ。選択制夫婦別姓。原発拡大。学術会議解体。再審法拒否。防衛費倍増、悪政は止めよう。
許されないことばかりだ。水に落ちた犬を打て、とは魯迅の教えである。敵は財界の番犬、反動自民党なのだ。
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しかし、小心者の大言壮語というべきか、言うこととやることとの乖離がこの人の身上のようで、実際に候補者を応援したのは、選挙最終日の6月21日だけ。最小限に抑えて、参院選に波及させないように予防線を張った(「毎日新聞」6月23日)。
裏金問題があって、逆風が予想されるため、参院選まで自党の候補者を「切り離し」していたという。候補者にしてみれば、参院選の犠牲になったことになるが、石破首相が出向いて、果たして票が出たかどうかわからない。党首に人気がないのだから、諦めるしかないか。国政第一党の自民党の凋落の始まりだ。
野党の立憲民主党は13 議席から17議席にふやしたが、共産党は19議席から14議席に減少した。予想外に拡大したのが、中途半端な国民民主党だ。ゼロから9議席、右寄りの参政党もゼロから3議席にふやした。投票者の自民党支持層は、前回(21年)選挙で28%、今回が21%。このうち自民党への投票は53%(21年は70%)に減った(朝日新聞出口調査)。自民党の支持者にも見捨てられ、凋落を招いたようだ。
敗因はもちろん裏金問題。裏金の闇の深さはまだ十分に解明されていないが、政治献金の悪習をこのまま固持しようとして忌避された。都議選は参院選の前哨戦だった。
自民党の「歴史的敗北」を、どのように国政選挙に持ち込むか。野党共闘をどう成功させるかにある。2万円の現金給付。小泉4代目の備蓄米放出。これで有権者を誑たぶらかそうとしても、間に合わない。自公政府の農政失敗は危機的だ。選択制夫婦別姓。原発拡大。学術会議解体。再審法拒否。防衛費倍増、悪政は止めよう。
許されないことばかりだ。水に落ちた犬を打て、とは魯迅の教えである。敵は財界の番犬、反動自民党なのだ。