鎌田 慧 連載コラム
「沈思実行」
いのちと人権の共闘 第243回
2025/06/04
日本女医会。女性医師の70回定時総会後の講演会に呼ばれて、5月中旬、「冤罪と死刑」とのタイトルで話した。同会は1 9 0 2( 明治35)年創設、というからもう123年。日本最初の公許医師・荻野吟 ・・・続きを読む
親子三代の反原発(下) 第242回
2025/05/28
電源開発が下北半島に建設中の大間原発は、津軽海峡を隔てて北海道・函館山と向かいあっている。「本州最北端の碑」が建つ大間崎に計画され、長い反対闘争のあと、2008年に着工された。が、しかし、いまだ原 ・・・続きを読む
親子三代の反原発(上) 第241回
2025/05/21
5 月の連休明けに、青森県下北半島をまわった。わたしは本州最北端、鉞(まさかり)形の半島を「下北核半島」と呼んでいる。たしかに沖縄は軍事基地の密集地帯で、住民に被害を与え続けているが、ここは米軍の ・・・続きを読む
中村哲氏の思想と行動 第240回
2025/05/14
ガザの市街地に猛攻を加えている、イスラエル軍の非道をテレビで眺めながら、6年前、アフガニスタンで銃撃されて死亡した、医師の中村哲さんのことを思い起こす。
戦火によって荒れ果て、旱かんば ・・・続きを読む
戦火によって荒れ果て、旱かんば ・・・続きを読む
南西諸島の苦難(下) 第239回
2025/05/07
「台湾有事」。中国軍が台湾を攻撃、侵略する、という政府の宣伝である。が、かつては、ソ連軍が北海道に侵攻する、というストーリーが作られていた。陸上自衛隊がそれを防御する「図上作戦」を見学したことがあ ・・・続きを読む
南西諸島の苦難(上) 第238回
2025/04/23
沖縄・南西諸島。その一つ、台湾海峡に面した与那国島への海は、「どなん」(渡難)の海と言われたりする。
台湾まで111キロ。東シナ海に漂う木の葉のような、渺渺(びょうびょう)たる島にはな ・・・続きを読む
台湾まで111キロ。東シナ海に漂う木の葉のような、渺渺(びょうびょう)たる島にはな ・・・続きを読む
石破政治の行方 第237回
2025/04/16
嫌な気分。とコラムに書くのは「よくないな」となんども反芻するのだが、そんな気持ちのひとは増えているようだ。
石破の金券10万円。「自分を失っていた」などと奇妙な言い訳をしているが、「自 ・・・続きを読む
石破の金券10万円。「自分を失っていた」などと奇妙な言い訳をしているが、「自 ・・・続きを読む