参議院選挙

参議院選挙
(公示=6月22日、投票=7月10日)予定

2022/03/17
新社会党は全国比例区候補者に、社民党枠でおかざき彩子を擁立することを決めた。

 おかざき彩子(さいこ)
(新社会党青年女性委員会代表)

 おんな・シングル、それでも生きられる社会を

 ロスジェネ世代として、雇用問題やジェンダー問題をはじめ、さまざまな困難を経験しながら、どんな弱い立場の人でも人間らしく働き、生きられる社会への変革をめざして活動してきました。
 
プロフィール
・1980年2月8日兵庫県明石市生まれ
・神戸市立葺合高校英語科卒業
・神戸市外国語大学外国語学部国際関係学科卒業
・2009年から新社会党兵庫県本部に勤務
・2021年から新社会党兵庫県本部書記次長に就任
 その間、あかしユニオン、憲法を活かす明石の会、新社会党の青年女性運動などで活動。

 【立候補の決意】

 平和に暮らせる世の中、どんなことがあっても「明日も安心して暮らしていける」希望を持てる世の中を求める皆さんと、一緒に取り組みたい想いを込めて、立候補します。
 私は1980年生まれ。超就職氷河期真っ只中に、社会に出ていくことになった世代です。新卒にも求人がまともになく、まして様々な理由で足踏みがあれば、入り口から締め出された時代です。求人の多くも、派遣会社への登録によるもので、要するに入り口から非正規雇用しか「働く場所」はありません。資格を取って卒業したものの、結局コンビニのアルバイトをしているという人はどこにでもいたし、数年我慢すればと、大学院に進んだ人も、その先に就職先はありませんでした。生活費を手にするためには、ワーキングプアでも何でも働くしかなく、失業と向き合い続けている。これが「ロスジェネ世代」の私たちの現状です。

 親たちの中には自分の子どもが「まともな就職先」に就けないことを、恥ずかしいことにする空気もあったと思います。私たち世代は自分を肯定できなくなる苦しさを経験し、今も苦しんでいる人が多くいます。私は、新社会党に入って先輩たちや同世代の話にふれて、私たち世代が抱えてきた問題は、個人の責任ではない、社会が作り出した制度によるものだと実感できました。特に労働者の4割を超える非正規労働者は、1986年にできた労働者派遣法が改悪に改悪を重ねた結果です。低賃金や失業の不安といつも向き合っている生活から抜け出せないような仕組みや扱いは間違っています。
 
 女性だからというだけで、仕事、家庭、地域の慣習にまで、深く浸透する差別があります。一人の人間として生きていけるように、もっと意識して制度を変えていかなければと思います。選択的夫婦別姓を制度化することは、その入り口です。そして特に格差が著しい賃金は、女性労働者の大半が非正規雇用であることが響いています。女性、42歳、独身の私でも、一人でこの社会で安心して生きていけるように制度を改善させたいと思います。
 
 世界銀行が3月1日発表した、190ヵ国・地域の経済的な権利を巡る最新の男女格差調査によると、職業や育児、年金など8項目の評価の総合点で、日本は昨年の80位から103位に急降下。職場での待遇や給与の項目でかなり低い点数になっているといいます。世銀担当者は、「日本の女性の法的平等を改善するための改革を検討する必要がある」と強調しているそうですが、制度を作る場所=議会に、私たち自身の声を持ち込み、制度を作り替えていくことが大事です。

 私たち新社会党は
 第1に、生涯を通じて人間らしく生き続けることができること。
 第2に、一人ひとり(個人)を単位とした制度に改めること。
 第3に、一人ひとりは給付を受ける権利において平等であること。 
 この3点を基本に考えています。
 また誰にとっても当たり前のことが、当たり前として通用する制度を求める運動と議会に代表を送ることはつながっています。

  この夏行われる参議院選挙に、私は、比例区の候補者として立候補する決意です。
「自己責任」と言われ、正規職に就けないのも、賃金が低いのも、全て自分の努力不足と思い込まされてきたことは違うと気付いた者から「声」を出していけばいいと思うからです。

 ロシア軍がウクライナに侵攻しました。原子力発電所を攻撃し、核兵器使用をちらつかせてもいます。新社会党はロシア軍の暴挙に抗議し即時撤退を求めています。 政治体制の違いを問わず、これまで世界各地の紛争には常に大国の影があり、武力は利権を手にするための手段として使われ続けてきました。そしていつも、市井にある人たちが犠牲になってきました。武力と制裁は解決にはつながりません。平和憲法を持つ日本こそ、武力ではない解決を探る役割を担えるよう努めなければなりません。その政権を作る力は私たち主権者にあります。

 ひとり一人の人権を守り、豊かに生きることの対極にあるのが戦争です。戦争の時代を生きた祖父たちが、「人間を否定して、何もかも奪うのが戦争。絶対にさせたらあかん。そのための憲法」と言っていたのを覚えています。

 憲法を尊重し擁護する義務を負っているはずの国会議員ですが、人間の尊厳にかかわる条項や、平和憲法の根幹である9条の改悪を公言する人たちが台頭し始めていることに、とても危機感を持ちます。「人間を大事にする」ための様々な権利条項を徹底させることは、生活を支える最も大きな力であり、戦争を否定できる力だと、私は思います。

 参議院選挙では、憲法をしっかり生かす議員を一人でも多く議会に送るために、野党間の共闘は必要です。私も、その役割をもって頑張っていきます。皆さん、一緒にたたかいましょう。
 
推薦人
家 正治(神戸外国語大学名誉教授)、池上文夫(広島県福山市会議員)、石川一郎(障害福祉事業・社会福祉法人月山福祉会理事長)、石川 翼(愛知県安城市会議員)、伊藤 誠(東京大学名誉教授)、指宿昭一(弁護士)、岩中伸司(前熊本県会議員)、上原康夫(弁護士・ひょうご労働法律センター代表)、牛尾武博(有機農家)、内海勝男(埼玉県皆野町会議員)、遠藤はつ子(山形県鶴岡市会議員)、大谷元江(北海道占冠村会議員)、大波修二(神奈川県大和市会議員)、奥野倫子(東京都日野市議会議員)、梶原時義(愛媛県松山市会議員)、加藤晋介(弁護士)、金澤 壽(前全国労働組合連絡協議会議長)、亀割浩三(香川県元高松市会議員)、神田香織(講談師)、栗原君子(元参院議員・新社会党委員長)、黒川征一(徳島県三好市前市長)、纐纈 厚(山口大学名誉教授)、國分富夫(原発被害者相双の会代表)、小西 達也(ろっこう医療生協理事長)、小林義昭(新潟県元新潟市会議員)、小山乃里子(ラジオパーソナリティ)坂本茂雄    (高知県会議員)、渋谷澄夫(元北海道会議員)、嶋崎英治(東京都三鷹市会議員)、白石 孝(NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長)、杉森弘之(茨城県牛久市会議員)、須見恭子(NPO花たば理事長)、田中健次(山口県防府市会議員)、原 和美(元神戸市議会議員)、春田 洋(徳島県徳島市会議員)、飛田雄一(神戸学生青年センター理事長)、福士敬子(元東京都会議員)、福田光一(東京都北区会議員)、藤崎ちさこ(千葉県習志野市会議員)、藤田孝典(反貧困ネットワーク埼玉代表・社会福祉士)、ふせ由女(東京都清瀬市会議員)、松平 要(東大阪市議会議員)水摩ゆきえ(東京都葛飾区会議員)、三井マリ子(元東京都会議員)、宮田まどか(北海道釧路市会議員)、村上博子(全国一般全国協)、森 博行(弁護士)、矢田部礼子(Ⅰ女性会議元茨城県本部事務局長)、山下 けいき(茨木市議会議員)横山富美子(清水内科院長・20年鹿児島県知事選出馬)、渡辺 学(全国一般全国協東京南部書記長)他  3月17日現在

おかざき彩子(さいこ)の会
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-10 三辰工業ビル3階
新社会党気付
TEL 03-6380-9834
Email=honbu@sinsyakai.or.jp