今週の新社会

国政復帰へ闘い抜く  生きる権利最優先
新社会党委員長 岡﨑 ひろみ

2022/01/01
改憲の危機を打ち破り、脱原発、「復帰」50年の沖縄の民意尊重、外国人を含めた人権保障、そして貧困と格差をなくすために新社会党は全力で闘う   

  新年おめでとうございます。 

  昨年は、結党25年の節目を迎え、私たちは次の世代に活動を繋ごうと、全党あげて取り組んだ一年でした。 

  自分たちは頑張ってきたということに終わらせることなく、もっと人と繋がる運動を組み立てようと、中期政策補強案の議論を深め決定しました。

 さらに活動の活発化と財政は一体のものとして見直し、創刊以来維持してきた機関紙購読料の値上げをお願いしました。25周年カンパにも本当に多くの皆様のご協力をいただきました。心からお礼申し上げます。 

   女性や青年が機関紙の一つのページやコーナー作りに関わるようになり、周囲の人たちに機関紙を身近に感じてもらいたいと意識するようになりました。若い世代に関わってもらうことを意識し、日常的に活動を共にする機会を増やす努力が始まっています。また、幅広く社会運動を取り組もうと、経験交流の場が動き出しました。 

  人は日々の暮らしの中で泣き、笑います。理不尽な扱いに対し、どう向き合い解決すればよいかと立ち尽くすこともあります。  

    新社会党の活動は「あなたと共にある」ことを基本に、社会から孤立させられる人を作らないための「たたかい」です。非正規労働者の、女性やこどもたちの、人間らしく生きる権利が最優先される社会になるよう粘り強く取り組んでいきます。 

    新型コロナ感染症によるパンデミックは、深刻な格差と貧困の実情を可視化しました。多くの非正規労働者が生きる糧を失う危機にさらされ、労働組合や、行政の救済策の情報からも遠い人は、社会から孤立し、「望み」を見出す術すべを失くすような、命の瀬戸際に立たされました。 

   長く続く新自由主義政策の結果、コロナ感染拡大に対応できず、自宅待機という名の放置状態で命を落とす人が出る事態も起こりました。安心して生きることができる社会とは何か。求める社会の姿と、それを実現するための政策と運動が求められています。

   今夏の参議院議員選挙は、私たちが求める社会像について多くの皆さんと意見を交換し、選択する機会です。総選挙の結果について、一部から野党共闘に対する批判があります。それは小選挙区制度の旨味と怖さを知る政権側の攻撃と言えます。
 
   必要なことは、立憲か共産かの二者択一に収まらない幅広い層と共に連帯する政治勢力を育て、立憲も共産も共に「政治を変える」野党共闘の強化です。 

  新社会党は、参議院議員選挙の候補者を内定し闘う準備に入っています。全国の仲間の皆さん、そして新社会党を支えてくださる皆さん、政治を変えるためにともに闘いましょう。